棋聖戦
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次の一手

第36期棋聖戦 七番勝負

張栩棋聖 防衛 3連覇!
● 第36期棋聖戦 七番勝負 ライブ中継はこちらから ●
第1局
1月12・13日
第2局
1月26・27日
第3局
2月1・2日
第4局
2月15・16日
第5局
2月23・24日
第6局
3月7・8日
第7局
3月14・15日
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高尾九段
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張棋聖
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「同世代ライバル対決」 〜 第36期棋聖戦 七番勝負 1月12日から

小林九段が見所語る

 囲碁界ナンバーワンを決める第36期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)は12日、岡山県倉敷市で開幕する。張栩棋聖(31)に対するのは高尾紳路九段(35)。頂上決戦の行方を小林覚九段(52)に展望してもらった。

対極の棋風名勝負の予感

 この2人の七番勝負は、きっと最終第7局まで行くでしょう。ともに上り調子であり、見る者を飽きさせない名勝負になることは間違いない。
 張栩さんは昨年、3勝2敗ペースだった。もっと勝ってもよさそうに思えるが、相手はみな強い人ばかり。それでも年初の棋聖防衛で、すこしほっとした印象はある。この10年、ずっとトップを走ってきて、その疲れもあるだろう。以前のようにすべてを勝ちに行く感じではなくなっている。しかし秋の王座戦は盤石の防衛だった。確実に調子を上げている。
 最近は人間的にもイメージが変わってきた。勝負のことだけではなく、普及への関心も強くなっており、囲碁界全体のことを考えている。人間の幅が広がった感じだ。棋風もそう。厚い手や、数字にならない手も打ち、碁に幅がでてきた。まだまだ強くなっているということだろう。
 高尾さんは復活の印象だ。師匠である藤沢秀行名誉棋聖が亡くなってから不調が続いていた。しかし雌伏の時の長さはピークの長さに通じる。これからガンガン活躍するのではないか。この七番勝負は高尾さんの今後にとって極めて重要なものとなるだろう。この間のブランクもむしろプラスに働くはず。フレッシュな気持ちで開幕戦を迎えられると思う。
 これまでの対戦成績は五分と見ていいだろう。タイトル戦も2勝2敗。よく知られるように、碁のタイプは全く違う。地の張栩さんと厚みの高尾さんだ。だから、2人の対局はお互いに気分よく打っているのではないか。部分の変化も納得の分かれになる。
 今回も、中盤までは我が道を行くことになるだろう。そして悪いと思った方が踏み込み、戦いになる。気合が入って意地を張り合うことになれば、早々に激しいことになる。
 高尾さんは傷はしっかり守る。だから張栩さんがどのタイミングで仕掛けるかがひとつのポイント。地で先行する張栩さんの薄味を、高尾さんが突いていく展開も当然にある。
 ライバル意識は強い。双方が苦手と思っているかもしれない。お互いに、これだけ負けている相手は、そういないのだから。
 張栩さんは難解になればなるほどファイトが湧くタイプ。高尾さんは大きく碁をとらえる。遅れていると思っても、相手の弱みをついて勝ちに結びつける。
 シーソーゲームで第7局にもつれ込むと見る。勝負を決めるのは棋聖への思いの強さ。最終局にはすべてがあふれ出る。


「3連覇へ一局一局」 張栩棋聖

 高尾さんとは過去3回、七番勝負を戦っている。しかしそれは何年も前のこと。自分も成長しているし、高尾さんもそう。だから全く違った勝負になると思う。
 3連覇がかかるが、それは一局一局の積み重ねの結果でしかない。先のことは考えず盤面に集中したい。
 高尾さんはどんな碁も打てる。大局観が素晴らしく、弱点がない。相手を客観的にとらえる観察眼もある。
 厳しい戦いになるだろうが、納得できる内容でしっかり打ちたい。最後まで集中力を切らさず、戦い抜く。
 最近、プールに通っており、体調はいい。気分転換にもなっている。
 調子も悪くない。開幕までに質の高い勉強を重ね、いい結果を出したい。

 ちょう・う  1980年、台湾・台北市出身。10歳で来日。94年入段。2003年、本因坊獲得、2連覇。04年、名人獲得、通算4期。09年、名人、十段、天元、王座、碁聖を保持し、史上初の五冠。10年、山下敬吾棋聖から棋聖位奪取。11年、防衛。現在、王座との二冠。


「悔いない碁を打つ」 高尾紳路九段

 挑戦者に決まって、秀行先生の時代からのファンの皆さんから、たくさんの激励を頂いた。こんなことは初めて。
 やはり棋聖は一番のタイトルであり、先生に縁の深いものなのだと思った。その七番勝負の舞台に立つことができ、本当にうれしい。
 張栩さんは同世代だが、早くに第一人者となり、ライバルというより目標だった。地に辛い棋風だったが、最近は厚く打つなど棋風を変えている。しかし着手の厳しさは変わらない。
 後に、自分の碁が打てた、いい碁を打てた、と振り返ることができるような勝負にしたい。
 楽しみにしてくれているファンの皆さんのためにも、悔いのない碁を打つ。

 たかお・しんじ 1976年、千葉県出身。藤沢秀行名誉棋聖門下。91年入段。2005年、張栩本因坊に挑戦し、4勝1敗で本因坊獲得、3連覇。同年、九段。06年、張栩名人から名人位奪取。08年、趙治勲十段に挑戦、3連勝で十段位奪取。現在、名人、本因坊リーグにも在籍。

● 棋聖戦 過去の勝敗 ●
(1) 藤沢秀行 天元 (4勝1敗) 橋本宇太郎 九段
(2) 藤沢秀行 棋聖 (4勝3敗) 加藤正夫 本因坊
(3) 藤沢秀行 棋聖 (4勝1敗) 石田芳夫 王座
(4) 藤沢秀行 棋聖 (4勝1敗) 林 海峰 九段
(5) 藤沢秀行 棋聖 (4勝0敗) 大竹英雄 十段
(6) 藤沢秀行 棋聖 (4勝3敗) 林 海峰 九段
(7) 趙 治勲 名人 (4勝3敗) 藤沢秀行 棋聖
(8) 趙 治勲 棋聖 (4勝2敗) 林 海峰 九段
(9) 趙 治勲 棋聖 (4勝3敗) 武宮正樹 九段
(10) 小林光一 名人 (4勝2敗) 趙 治勲 棋聖
(11) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 武宮正樹 本因坊
(12) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 加藤正夫 名人
(13) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 武宮正樹 本因坊
(14) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 大竹英雄 九段
(15) 小林光一 棋聖 (4勝3敗) 加藤正夫 九段
(16) 小林光一 棋聖 (4勝3敗) 山城 宏 九段
(17) 小林光一 棋聖 (4勝3敗) 加藤正夫 九段
(18) 趙 治勲 本因坊 (4勝2敗) 小林光一 棋聖
(19) 小林 覚 九段 (4勝2敗) 趙 治勲 棋聖
(20) 趙 治勲 本因坊 (4勝3敗) 小林 覚 棋聖
(21) 趙 治勲 棋聖 (4勝1敗) 小林 覚 九段
(22) 趙 治勲 棋聖 (4勝2敗) 依田紀基 碁聖
(23) 趙 治勲 棋聖 (4勝2敗) 小林光一 天元
(24) 王 立誠 王座 (4勝2敗) 趙 治勲 棋聖
(25) 王 立誠 棋聖 (4勝2敗) 趙 善津 九段
(26) 王 立誠 棋聖 (4勝2敗) 柳 時熏 七段
(27) 山下敬吾 七段 (4勝1敗) 王 立誠 棋聖
(28) 羽根直樹 天元 (4勝3敗) 山下敬吾 棋聖
(29) 羽根直樹 棋聖 (4勝3敗) 結城 聡 九段
(30) 山下敬吾 九段 (4勝0敗) 羽根直樹 棋聖
(31) 山下敬吾 棋聖 (4勝0敗) 小林 覚 九段
(32) 山下敬吾 棋聖 (4勝3敗) 趙 治勲 十段
(33) 山下敬吾 棋聖 (4勝2敗) 依田紀基 九段
(34) 張 栩  十段 (4勝1敗) 山下敬吾 棋聖
(35) 張 栩  棋聖 (4勝2敗) 井山裕太 名人
(36)
  
● 第36期棋聖戦 七番勝負 日程 ●
張 栩 棋聖 対 高尾紳路 九段
対局日 対局場
第1局 1月12日(木)
13日(金)
岡山県倉敷市
「せとうち児島ホテル」
第2局 1月26日(木)
27日(金)
札幌市
「札幌プリンスホテル」
第3局 2月1日(水)
2日(木)
石川県加賀市
「厨八十八」
第4局 2月15日(水)
16日(木)
京都市
「吉田山荘」
第5局 2月23日(木)
24日(金)
静岡県伊豆市
「玉樟園新井」
第6局 3月7日(水)
8日(木)
静岡県熱海市
「熱海後楽園ホテル」
第7局 3月14日(水)
15日(木)
甲府市
「常磐ホテル」
・全互先 先番6目半コミ出し ・持時間 各8時間

● 2人が戦ったタイトル戦 ●
(通算は張栩棋聖の28勝23敗)
05年 第60期本因坊戦 高尾八段 4-1 張本因坊
06年 第31期名人戦 高尾本因坊 4-2 張名人
07年 第32期名人戦 張碁聖 4-3 高尾名人
09年 第47期十段戦 張名人 3-1 高尾十段
(肩書は対局当時)

● リーグ戦結果 ●
Aリーグ
順位
 




































井山 -
山下 -
羽根 -
加藤 -
河野 -
瀬戸 -
成績





Bリーグ
順位
 



































高尾 -
山城 -
依田 -
-
小林 -
秋山 -
成績





(肩書はリーグ終了時)

● 第36期棋聖戦 七番勝負 ライブ中継はこちらから ●
第1局
1月12・13日
第2局
1月26・27日
第3局
2月1・2日
第4局
2月15・16日
第5局
2月23・24日
第6局
3月7・8日
第7局
3月14・15日
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● 第36期棋聖戦 リーグ戦 ●
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