棋聖戦
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次の一手


第42期棋聖戦 七番勝負
井山棋聖が4連勝でタイトル防衛 6連覇達成

● 第42期棋聖戦 七番勝負 ライブ中継はこちらから ●
第1局
1月18・19日
第2局
1月25・26日
第3局
1月31日・2月1日
第4局
2月15・16日
第5局
2月22・23日
第6局
3月8・9日
第7局
3月14・15日
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井山棋聖
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第42期棋聖戦七番勝負 七冠の牙城 切り込む若武者

 囲碁界の最高位を争う第42期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)は18日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕する。七大タイトルを独占する井山裕太棋聖(28)に、棋聖戦七番勝負初登場の一力遼八段(20)が挑む。世界の頂点を目指す絶対王者が強さを見せつけるのか、3棋戦連続挑戦の若武者が牙城を崩すのか。山下敬吾九段(39)にシリーズを展望してもらうとともに、両者の意気込みを聞いた。(2018年1月13日読売新聞掲載)

棋聖戦七番勝負の
展開を予想する
山下敬吾九段

◆山下敬吾九段の展望 互いの構想、形勢判断競う

 2日制は、より自分の納得した手が打てる、棋士としてはありがたい舞台です。この2人の対戦ですから、地を取り合って寄せ勝負、という展開は想像しにくい。戦いが続く中でお互いの構想や形勢判断を競うことになりそうです。
 井山さんとは昨年、名人戦リーグや碁聖戦五番勝負で対戦しましたが、今はさらに充実しているという印象を受けます。打ちたい手を打つのは井山さんの長所ですが、最近は人工知能(AI)の手も以前より積極的に取り入れて、より進化しようとしている。もともと国際戦で勝ってもおかしくないだけの力は持っていましたが、きちんと結果も出しています。
 一力さんも王座、天元、棋聖と3棋戦連続挑戦ですから、実力は疑いようがない。読みが深くてミスが少ないのですが、僕は形勢判断の確かさが一番の持ち味だと思っています。勝ち切る能力は若手の中では抜けている。2日制の碁は初めてですが、そつなくこなしそう。早打ちではないので、むしろ合うのではないでしょうか。
 とはいえ、一力さんの調子は、いまいちかもしれません。王座戦、天元戦での6連敗だけでなく、国際戦でも内容がよくなかった。七番勝負が始まるまでに、気持ちと体調をいかに立て直すかがカギになると思います。年が明けて、気分が変えられるのはいい要因ですね。
 井山さんが実力、経験とも上回っていて、しかも公式戦で一力さんに連勝中。一力さんが有利だと予想する人はほとんどいないかもしれません。でも、そこまで実力が離れているとは思えない。一力さんとしては、ギリギリの勝負をしていて手応えはあるだけに、勝つために何かを改善しなければ、という思いはあるでしょう。一局勝つと流れががらっと変わることは、七番勝負ではよくあること。挑戦者は、第1局、第2局で勝ち星をあげて、勢いに乗るのが大事だと思います。

◆読み筋合い 激しい戦い  棋聖 井山裕太

棋聖井山裕太の展望 2017年は七大棋戦を全てものにすることができました。結果には自分でも驚いています。(3月の)ワールド碁チャンピオンシップのあたりは思うような結果が出ていませんでしたが、徐々に状態を上げて乗り切ることができました。
 今回は初めて、七冠として棋聖戦七番勝負を迎えます。囲碁界最高の棋戦に七冠で臨むことができるのは光栄ですし、だからこそ負けたくない思いもあります。年も変わりましたので、新たな気持ちでいいスタートを切りたい。
 一力さんはもともと総合力が高い棋士でしたが、さらに成長していて、自分が20歳の頃に比べると完成度が高い。3棋戦連続で挑戦者になるのは本当に実力がないとできないこと。王座戦、天元戦はともに3連勝しましたが、王座戦第2局で苦しい碁をものにできて、流れが来たと思います。いいイメージで臨めるとは思いますが、一局で流れが変わることもある。直近の成績はあまり意識しすぎないようにと考えています。
 お互いに妥協するタイプではないので、一力さんとは読み筋が合う。自然と激しくなり、全局を通じて戦いになる碁が非常に多い。五番勝負とは持ち時間が違いますが、激しい戦いになるのではないかと思います。七番勝負の最中には、国際棋戦・LG杯の決勝三番勝負もあります。悔いのないよう、しっかり戦っていきたいと思います。

 ◇いやま・ゆうた  1989年、大阪府東大阪市出身。石井邦生九段門下。2002年入段。09年、史上最年少の20歳で名人を獲得。13年には棋聖を奪取し、史上初の六冠に。16年4月に十段を獲得し、史上初の七大タイトル独占を達成した。同年11月に六冠に後退したが、17年10月に名人を奪還して、囲碁将棋界初となる2度目の七冠に。今月5日、国民栄誉賞に決まった。

◆3棋戦連続 全力で挑む  挑戦者 一力遼

挑戦者一力遼九段の展望  棋聖戦は2014年にリーグ入りして七段に昇段した思い入れのある棋戦です。井山さんに挑戦するのは、王座戦、天元戦に続いて3棋戦連続となりますが、このことには自分でもびっくりしていますし、運も味方したと思います。
 ただ、まだ井山さんとは差があります。二つのタイトル戦はそれを感じました。特に秒読みに入ってからの着手の精度が井山さんは高く、逆に自分の方は普段よりもミスが多かった。(優勢だった)王座戦第2局を落としたのが大きかった。改めて一局勝つことの難しさを痛感しました。勝っていれば流れが変わったかもしれません。
 国際戦も含め、昨年10月、11月に公式戦で9敗しました。これだけ負けたのは、初めての経験でしたし、少し精神的にも体力的にも厳しかった。棋聖戦の開幕までに、いい状態に戻していきたいと思っています。
 井山さんとの対局は前例のない局面になることが多く、戦いの碁になりがちです。ただ、持ち時間が8時間に増えると、乱戦一辺倒の碁ではなくなるかもしれません。七番勝負では、3時間の王座戦、天元戦とはまた違った勝負をお見せしたい。
 井山さんは日本でただ一人、世界に通用する棋士です。勝つのは大変ですが、タイトルを取るためには倒さなければいけない相手。2日制の碁は初めてですが、精いっぱい戦いたいと思います。

◇いちりき・りょう 1997年、仙台市出身。宋光復九段門下。2010年夏季入段。13年に広島アルミ杯若鯉戦で公式戦初優勝。14年に16歳9か月で棋聖リーグ入りを果たし、三大棋戦のリーグ入り最年少記録を更新。同年に若手国際棋戦・グロービス杯世界囲碁U―20で優勝した。16年には竜星戦を制し、天元戦で七大タイトル初挑戦。昨年は王座戦、天元戦、棋聖戦と3棋戦連続で挑戦権を獲得。

● 棋聖戦 過去の勝敗 ●
(1) 藤沢秀行 天元 (4勝1敗) 橋本宇太郎 九段
(2) 藤沢秀行 棋聖 (4勝3敗) 加藤正夫 本因坊
(3) 藤沢秀行 棋聖 (4勝1敗) 石田芳夫 王座
(4) 藤沢秀行 棋聖 (4勝1敗) 林 海峰 九段
(5) 藤沢秀行 棋聖 (4勝0敗) 大竹英雄 十段
(6) 藤沢秀行 棋聖 (4勝3敗) 林 海峰 九段
(7) 趙 治勲 名人 (4勝3敗) 藤沢秀行 棋聖
(8) 趙 治勲 棋聖 (4勝2敗) 林 海峰 九段
(9) 趙 治勲 棋聖 (4勝3敗) 武宮正樹 九段
(10) 小林光一 名人 (4勝2敗) 趙 治勲 棋聖
(11) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 武宮正樹 本因坊
(12) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 加藤正夫 名人
(13) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 武宮正樹 本因坊
(14) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 大竹英雄 九段
(15) 小林光一 棋聖 (4勝3敗) 加藤正夫 九段
(16) 小林光一 棋聖 (4勝3敗) 山城 宏 九段
(17) 小林光一 棋聖 (4勝3敗) 加藤正夫 九段
(18) 趙 治勲 本因坊 (4勝2敗) 小林光一 棋聖
(19) 小林 覚 九段 (4勝2敗) 趙 治勲 棋聖
(20) 趙 治勲 本因坊 (4勝3敗) 小林 覚 棋聖
(21) 趙 治勲 棋聖 (4勝1敗) 小林 覚 九段
(22) 趙 治勲 棋聖 (4勝2敗) 依田紀基 碁聖
(23) 趙 治勲 棋聖 (4勝2敗) 小林光一 天元
(24) 王 立誠 王座 (4勝2敗) 趙 治勲 棋聖
(25) 王 立誠 棋聖 (4勝2敗) 趙 善津 九段
(26) 王 立誠 棋聖 (4勝2敗) 柳 時熏 七段
(27) 山下敬吾 七段 (4勝1敗) 王 立誠 棋聖
(28) 羽根直樹 天元 (4勝3敗) 山下敬吾 棋聖
(29) 羽根直樹 棋聖 (4勝3敗) 結城 聡 九段
(30) 山下敬吾 九段 (4勝0敗) 羽根直樹 棋聖
(31) 山下敬吾 棋聖 (4勝0敗) 小林 覚 九段
(32) 山下敬吾 棋聖 (4勝3敗) 趙 治勲 十段
(33) 山下敬吾 棋聖 (4勝2敗) 依田紀基 九段
(34) 張 栩  十段 (4勝1敗) 山下敬吾 棋聖
(35) 張 栩  棋聖 (4勝2敗) 井山裕太 名人
(36) 張 栩  棋聖 (4勝3敗) 高尾紳路 九段
(37) 井山裕太 本因坊 (4勝2敗) 張 栩  棋聖
(38) 井山裕太 棋聖 (4勝2敗) 山下敬吾 九段
(39) 井山裕太 棋聖 (4勝3敗) 山下敬吾 九段
(40) 井山裕太 棋聖 (4勝0敗) 山下敬吾 九段
(41) 井山裕太 棋聖 (4勝2敗) 河野 臨 九段
  
● 第42期棋聖戦 七番勝負 日程 ●
対局日 対局場
第1局 1月18、19日 ホテル椿山荘東京
(東京都文京区)
第2局 1月25、26日 八戸パークホテル
(青森県八戸市)
第3局 1月31、2月1日 オリーブベイホテル
(長崎県西海市)
第4局 2月15、16日 大船渡市民文化会館
(岩手県大船渡市)
第5局 2月22、23日 ホテル花月園
(神奈川県箱根町)
第6局 3月8、9日 温泉御宿龍言
(新潟県南魚沼市)
第7局 3月14、15日 玉樟園新井
(静岡県伊豆市)

● 2人のタイトル戦成績 ●
16年 第42期
天元戦
五番勝負
井山裕太天元 3−1 一力遼七段
17年 第65期
王座戦
五番勝負
井山裕太王座 3−0 一力遼八段
第43期
天元戦
五番勝負
井山裕太天元 3−0 一力遼八段
通算成績は井山棋聖の11勝3敗

● リーグ戦結果 ●
Sリーグ
順位
































耀



河野 -
山下 -
村川 -
一力 -
-
-
成績





Aリーグ
優勝 高尾紳路名人(昇級)
昇級 許家元七段
残留 趙治勲名誉名人、依田紀基九段
降級 柳時熏九段、羽根直樹九段、山城宏九段、
結城聡九段
Bリーグ
優勝 余正麒七段(昇級)
昇級 志田達哉七段、小林覚九段、黄翊祖八段
残留 秋山次郎九段、王銘琬九段、芝野虎丸七段、
林漢傑七段、山田規三生九段、張豊猷八段
降級 伊田篤史八段、淡路修三九段、今村善彰九段、
李沂修七段、潘善h八段、金秀俊八段
Cリーグ
優勝 本木克弥八段(昇級)
昇級 今村俊也九段、小池芳弘三段、鶴田和志五段、
石田篤司九段、鶴山淳志七段
残留 安達利昌五段、中小野田智己九段、寺山怜五段、
高嶋湧吾二段、大西竜平三段、呉柏毅四段、
佐田篤史三段、中野泰宏九段、三村智保九段、
坂井秀至八段
降級 大竹優二段、溝上知親九段、瀬戸大樹八段、
中野寛也九段、小松英樹九段、鈴木伸二七段、
王立誠九段、洪清泉三段、白石勇一七段、
大淵浩太郎四段、清成哲也九段、田中伸幸四段、
山森忠直六段、本田邦久九段、趙善津九段、
姜旻侯二段

挑戦者決定トーナメント、Sリーグ表の肩書は対局当時のもの。Aリーグ以下の結果の肩書と段位は、12日現在。


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第1局
1月18・19日
第2局
1月25・26日
第3局
1月31日・2月1日
第4局
2月15・16日
第5局
2月22・23日
第6局
3月8・9日
第7局
3月14・15日
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