棋聖戦
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第43期棋聖戦 七番勝負
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第1局
1月10・11日
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3月14・15日
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井山棋聖
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山下九段
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井山棋聖
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井山棋聖
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【第4局】 ライブ中継 2月13日(水)・14日(木)   埼玉県川口市 「 旧田中家住宅 」

第43期棋聖戦 平成の好敵手 12回目の対決 10日から

 囲碁界の最高位を争う第43期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)は10日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕する。五冠を保持する井山裕太棋聖(29)に、棋聖在位通算5期の山下敬吾九段(40)が挑む。両者の七大タイトル戦は囲碁界最多の12回目。平成を代表する好カードだ。両者としのぎを削ってきた張栩名人(38)にシリーズを展望してもらうとともに、両者の意気込みを聞いた。 (2019年1月7日読売新聞掲載)

展望を語る
張栩名人

◆紙一重の勝負 ミスを減らす  張栩名人の展望

 井山さんと山下さんのタイトル戦は12回目ですが、まだまだ増えそうです。昨年の名人戦で僕がタイトルを取ったことは、山下さんにとっても大きな刺激になったと思います。今期の七番勝負も、きっと盛り上がってくるでしょう。
 井山さんの安定感は素晴らしい。2度の七冠というのは本来考えられないぐらい大変なことです。タイトル戦で連勝を重ねている姿を見て、僕も奮起しました。名人戦で戦ってみて、精神面の強さを感じました。心技体とも隙がなくて、技術ももちろんですが、精神力や体力も優れている。
 井山さんも人間ですから好不調の波はあります。AIの碁に関しては、世界のトップ棋士に比べて本当に少しですが後れを取っている印象があり、そこに悩みがあるようにも見えていました。名人を失ったダメージはあると思うのですが、王座戦や天元戦では高いパフォーマンスを見せて巻き返しています。
 山下さんは僕にとってライバルで、刺激しあう存在です。若くて強い棋士がどんどん育っている中で、安定して勝ち星をあげている。すごい成績だと思います。石の強弱に敏感で、戦いのセンスが優れているので、他の棋士には打てないようなスケールの大きな碁、全局的な戦い方ができる。挑戦者決定トーナメント決勝の碁は、読みの深さを見せました。年齢的にミスが出やすくなるものですが、努力によってカバーしている。
 井山さんは秒読みでも着手の精度が高く、逆に相手を惑わせることさえやってのける。勝つ可能性が高い碁を逆転されると、番碁では精神的な影響が大きい。それが対戦成績にも影響しているのでしょう。とはいえ、山下さんには何度でも挑戦していく精神的な強さがある。紙一重の勝負ですから、ほんの少しミスを減らすことができれば、勝負は入れ替わります。
 井山さんは強いですが、山下さんに盛り上げてほしい。碁は筋書きのないドラマですから、打ってみなくてはわからない。山下さんには気持ちで絶対に負けないようにしてほしいですね。

◆新しい発見 更に成長  棋聖 井山裕太

棋聖井山裕太の展望 出てくるべくして出てきた挑戦者でしょう。安定感は他の棋士を上回っていると思います。リーグ戦から圧倒的な強さを見せていたわけではなかったかもしれませんが、後半の勝負所になると力を発揮する。
 (河野臨九段との)挑戦者決定トーナメント決勝のような剛腕はもちろん、色々なものを吸収する力があって、AI(人工知能)などのいい部分を取り入れて進化しているイメージがあります。特に2日制の碁をより得意にされている印象があって、時間があるほど色々な手をひねり出してきます。
 昨年は自分にとって厳しい1年で、勉強にもなりました。なかなかいい状態を持続できていなかった。七冠から碁聖戦、名人戦と連続してタイトルを失いましたが、その前から厳しい内容の防衛戦も続いていた。とはいえ結果はともかくとして、感覚的にはいい部分も徐々に出てきています。厳しい経験は前に進むために必要な過程だったかもしれません。厳しい負けがモチベーションにつながることも多いので、自分の納得いく碁を積み重ねていきたい。
 私は平成元年生まれで、今年は30歳になります。平成が終わるという一つの節目ですし、自分がこれまでやってきたことを出し切りたい。山下さんとの番勝負は毎回、新しい発見がある。七番勝負を通じて、いい部分を吸収して成長できればと思います。

 ◇いやま・ゆうた  1989年、大阪府出身。石井邦生九段門下。2002年入段。16年に囲碁界初の七冠を達成。一度は六冠に後退したが、17年10月に囲碁・将棋界通じて初めて「2度目の七冠」を達成、昨年2月に国民栄誉賞を受けた。昨年12月に天元を防衛、七大タイトル獲得数が43と史上最多となった。現在は本因坊、王座、天元、十段とあわせて五冠。

◆想定上回る一手 追求  九段 山下敬吾

挑戦者一力遼九段の展望  「平成四天王」と呼ばれていたので、平成最後の棋聖戦七番勝負に出られてうれしい。若手が本当に強い時代ですが、(同じく四天王の)張栩さんが名人を奪取したことで、自分たちはまだやれるという気持ちになりました。
 リーグ戦では大変な碁が多かったですが、その中で勝てたというのは運も味方した部分が大きい。自分では好調という印象はあまりないですが、挑戦者決定戦などの大事な勝負である程度勝てている。いい状態なのかなと思います。
 井山さんは昨秋、名人戦と天元戦、王座戦を並行して戦っていました。天元戦第2局で対戦した時は、好調な時の井山さんではない、という印象でした。こちらが心配になるようなスケジュールですから、井山さんといえどもミスが出るのは仕方がない。ただ、名人戦を終えた後の対局を見ると、体力的にも調子を戻してきたと感じます。
 井山さんはどこを取っても隙がないんですが、常に一番厳しい手を探していて、昔よりもさらに厳しい手を選んでいる。どうしてもお互いに引けない状況が多くなります。
 その中で井山さんに勝つためには、ギリギリのところまで追求して、想定を上回るような手を打たなければいけない。井山さんの読みを上回って、ペースを崩すような碁が打てればと思います。結果を残したいという気持ちは非常に強いです。

◇やました・けいご 1978年、北海道旭川市出身。93年入段。2000年、初の七大タイトルとなる碁聖を獲得。03年に第27期棋聖戦を制すると、06年の第30期棋聖戦から4連覇を果たす。名人2期、本因坊2期など。第38〜40期には棋聖戦七番勝負で井山棋聖に3年連続で挑戦した。棋聖戦挑戦手合出場は11回目で史上2位の記録。

● 棋聖戦 過去の勝敗 ●
(1) 藤沢秀行 天元 (4勝1敗) 橋本宇太郎 九段
(2) 藤沢秀行 棋聖 (4勝3敗) 加藤正夫 本因坊
(3) 藤沢秀行 棋聖 (4勝1敗) 石田芳夫 王座
(4) 藤沢秀行 棋聖 (4勝1敗) 林 海峰 九段
(5) 藤沢秀行 棋聖 (4勝0敗) 大竹英雄 十段
(6) 藤沢秀行 棋聖 (4勝3敗) 林 海峰 九段
(7) 趙 治勲 名人 (4勝3敗) 藤沢秀行 棋聖
(8) 趙 治勲 棋聖 (4勝2敗) 林 海峰 九段
(9) 趙 治勲 棋聖 (4勝3敗) 武宮正樹 九段
(10) 小林光一 名人 (4勝2敗) 趙 治勲 棋聖
(11) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 武宮正樹 本因坊
(12) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 加藤正夫 名人
(13) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 武宮正樹 本因坊
(14) 小林光一 棋聖 (4勝1敗) 大竹英雄 九段
(15) 小林光一 棋聖 (4勝3敗) 加藤正夫 九段
(16) 小林光一 棋聖 (4勝3敗) 山城 宏 九段
(17) 小林光一 棋聖 (4勝3敗) 加藤正夫 九段
(18) 趙 治勲 本因坊 (4勝2敗) 小林光一 棋聖
(19) 小林 覚 九段 (4勝2敗) 趙 治勲 棋聖
(20) 趙 治勲 本因坊 (4勝3敗) 小林 覚 棋聖
(21) 趙 治勲 棋聖 (4勝1敗) 小林 覚 九段
(22) 趙 治勲 棋聖 (4勝2敗) 依田紀基 碁聖
(23) 趙 治勲 棋聖 (4勝2敗) 小林光一 天元
(24) 王 立誠 王座 (4勝2敗) 趙 治勲 棋聖
(25) 王 立誠 棋聖 (4勝2敗) 趙 善津 九段
(26) 王 立誠 棋聖 (4勝2敗) 柳 時熏 七段
(27) 山下敬吾 七段 (4勝1敗) 王 立誠 棋聖
(28) 羽根直樹 天元 (4勝3敗) 山下敬吾 棋聖
(29) 羽根直樹 棋聖 (4勝3敗) 結城 聡 九段
(30) 山下敬吾 九段 (4勝0敗) 羽根直樹 棋聖
(31) 山下敬吾 棋聖 (4勝0敗) 小林 覚 九段
(32) 山下敬吾 棋聖 (4勝3敗) 趙 治勲 十段
(33) 山下敬吾 棋聖 (4勝2敗) 依田紀基 九段
(34) 張 栩  十段 (4勝1敗) 山下敬吾 棋聖
(35) 張 栩  棋聖 (4勝2敗) 井山裕太 名人
(36) 張 栩  棋聖 (4勝3敗) 高尾紳路 九段
(37) 井山裕太 本因坊 (4勝2敗) 張 栩  棋聖
(38) 井山裕太 棋聖 (4勝2敗) 山下敬吾 九段
(39) 井山裕太 棋聖 (4勝3敗) 山下敬吾 九段
(40) 井山裕太 棋聖 (4勝0敗) 山下敬吾 九段
(41) 井山裕太 棋聖 (4勝2敗) 河野 臨 九段
(42) 井山裕太 棋聖 (4勝0敗) 一力 遼 八段
  
● 第43期棋聖戦 七番勝負 日程 ●
対局日 対局場
第1局 1月10・11日 ホテル椿山荘東京
(東京都文京区)
第2局 1月21・22日 夢みなとタワー
(鳥取県境港市)
第3局 2月2・3日 オリーブベイホテル
(長崎県西海市)
第4局 2月13・14日 旧田中家住宅
(埼玉県川口市)
第5局 2月27・28日 常磐ホテル
(甲府市)
第6局 3月7・8日 ホテル花月園
(神奈川県箱根町)
第7局 3月14・15日 温泉御宿 龍言
(新潟県南魚沼市)

● 2人の過去の挑戦手合(肩書は当時) ●
2011年 第36期
名人戦
井山裕太名人 2−4 山下敬吾本因坊
2012年 第67期
本因坊戦
井山裕太天元 4−3 山下敬吾本因坊
2013年 第38期
名人戦
井山裕太棋聖 4−1 山下敬吾名人
2014年 第38期
棋聖戦
井山裕太棋聖 4−2 山下敬吾九段
2015年 第39期
棋聖戦
井山裕太棋聖 4−3 山下敬吾九段
第70期
本因坊戦
井山裕太本因坊 4−1 山下敬吾九段
第40期
碁聖戦
井山裕太碁聖 3−1 山下敬吾九段
2016年 第40期
棋聖戦
井山裕太棋聖 4−0 山下敬吾九段
2017年 第42期
碁聖戦
井山裕太棋聖 3−0 山下敬吾九段
2018年 第73期
本因坊戦
井山裕太本因坊 4−1 山下敬吾九段
第44期
天元戦
井山裕太天元 3−2 山下敬吾九段

● リーグ戦結果 ●
Sリーグ
順位




































一力 -
山下 -
-
河野 -
高尾 -
-
成績





Aリーグ
優勝 村川大介八段(昇級)
昇級 蘇耀国九段
残留 余正麒八段、志田達哉七段
降級 依田紀基九段、趙治勲名誉名人、黄翊祖八段、
小林覚九段
Bリーグ
優勝 芝野虎丸七段(昇級)
昇級 秋山次郎九段、山城宏九段、林漢傑八段
残留 本木克弥八段、鶴山淳志七段、山田規三生九段、
羽根直樹九段、王銘琬九段、小池芳弘三段
降級 結城聡九段、柳時熏九段、鶴田和志五段、
張豊猷八段、今村俊也九段、石田篤司九段
Cリーグ
優勝 大西竜平三段(昇級)
昇級 安達利昌五段、潘善琪八段、沼舘沙輝哉六段、
寺山怜五段、呉柏毅四段
残留 小松英樹九段、首藤瞬七段、清成哲也九段、
孫喆七段、西健伸三段、三村智保九段、
金秀俊九段、李沂修八段、伊田篤史八段、
鈴木伸二七段
降級 坂井秀至八段、今村善彰九段、関航太郎二段、
佐田篤史三段、富士田明彦六段、藤井秀哉七段、
中野泰宏九段、瀬戸大樹八段、趙善津九段、
佐藤優太二段、六浦雄太七段、中小野田智己九段、
苑田勇一九段、高嶋湧吾二段、石井邦生九段、
淡路修三九段

挑戦者決定トーナメント、Sリーグ表などの、肩書は2018年12月31日現在。


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第1局
1月10・11日
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