棋聖戦ライブ中継

第38期棋聖リーグ 読売新聞オンラインで熱戦をライブ中継
山下敬吾九段が挑戦者に決定
挑戦手合七番勝負は2014年1月11日スペインで開幕 全対局をこの特設サイトでライブ中継 お楽しみに!
挑戦者決定トーナメント説明図

●ライブ中継 / 棋譜再現

持ち時間各5時間 先番6目半コミ出し
※棋譜再生を見るには上の対局者名をクリック

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第38期 棋聖リーグ Aリーグ 対戦表

序列 棋士名 山下 依田 小林 山城 清成 成績 最終順位
1 張栩九段
-

▲●
3目半
[再現]

1目半
[再現]
▲●
中押し
[再現]

1目半
[再現]
▲○
15目半
[再現]
1-4 陥落
2 山下敬吾名人
3目半
[再現]

-

▲○
5目半
[再現]

中押し
[再現]
▲●
3目半
[再現]

1目半
[再現]
4-1 1位
3 依田紀基九段 ▲○
1目半
[再現]

5目半
[再現]

-

▲○
2目半
[再現]

中押し
[再現]
▲●
中押し
[再現]
3-2 2位
4 小林覚九段
中押し
[再現]
▲●
中押し
[再現]

2目半
[再現]

-

▲○
中押し
[再現]

7目半
[再現]
2-3 4位
5 山城宏九段 ▲○
1目半
[再現]

3目半
[再現]
▲●
中押し
[再現]

中押し
[再現]

-

▲○
1目半
[再現]
3-2 3位
5 清成哲也九段
15目半
[再現]
▲●
1目半
[再現]

中押し
[再現]
▲○
7目半
[再現]

1目半
[再現]

-

2-3 陥落
▲は先番 持ち時間各5時間 先番6目半コミ出し
※結果が紫色の対局はクリックで棋譜再生をご覧頂けます

第38期 棋聖リーグ Bリーグ 対戦表

序列 棋士名 高尾 羽根 河野 溝上 村川 成績 最終順位
1 高尾紳路九段
-


半目
[再現]
▲○
中押し
[再現]

中押し
[再現]
▲●
半目
[再現]

1目半
[再現]
3-2 2位
2 羽根直樹九段 ▲●
半目
[再現]

-


1目半
[再現]
▲●
中押し
[再現]

中押し
[再現]
▲●
中押し
[再現]
2-3 4位
3 河野臨九段
中押し
[再現]
▲●
1目半
[再現]

-


中押し
[再現]
▲●
中押し
[再現]

中押し
[再現]
1-4 陥落
4 溝上知親八段 ▲●
中押し
[再現]

中押し
[再現]
▲●
中押し
[再現]

-


中押し
[再現]
▲●
中押し
[再現]
2-3 陥落
5 趙治勲二十五世本因坊
半目
[再現]
▲●
中押し
[再現]

中押し
[再現]
▲●
中押し
[再現]

-


中押し
[再現]
3-2 3位
5 村川大介七段 ▲○
1目半
[再現]

中押し
[再現]
▲○
中押し
[再現]

中押し
[再現]
▲●
中押し
[再現]

-

4-1 1位
▲は先番 持ち時間各5時間 先番6目半コミ出し
※結果が紫色の対局はクリックで棋譜再生をご覧頂けます

頂上決戦へ 12人激突 リーグ戦 5月9日開幕

 囲碁界の頂点をめざし、トップ棋士12人がしのぎを削る第38期棋聖リーグは9日開幕する。井山裕太棋聖(23)への挑戦権を獲得するのはだれか。激戦必至の戦いをマイケル・レドモンド九段(49)と坂井秀至八段(40)が展望する。

井山裕太棋聖
井山裕太棋聖
リーグ戦を展望するレドモンド九段(右)と坂井八段
リーグ戦を展望するレドモンド九段(右)
と坂井八段

◆展望 レドモンド九段・坂井八段
Aリーグ タイトル奪還へ 張優勢
Bリーグ 実力伯仲 つぶし合いも

 ――Aリーグの順位1位は張栩九段。棋聖位を失い、無冠となった。
 坂井 落胆はしていると思うが、精神的にも肉体的にもタフな人。再び自分の時代に戻すんだ、という強い気持ちで臨むだろう。
 レドモンド 七番勝負では井山さんにかき回された感があったが、調子が悪いというわけではない。井山さん以外には強い。
 坂井 先日、対局したが、トップとしてのオーラは相変わらずだった。

 ――2位は山下名人。
 レドモンド 独自のスタイルを貫き、ツボにはまるとめちゃくちゃ強い。
 坂井 調子は安定している。リーグ最終盤には名人防衛戦が始まる。

 ――3位は依田九段、4位は小林九段で、ともに前期からの残留。
 レドモンド 2人ともリーグにふさわしい安定感がある。
 坂井 それぞれ棋聖戦には縁が深く、思い入れがあるはず。Aリーグはベテランが目立つ。皆、このリーグにかけている。

 ――山城九段は陥落即復帰、清成九段は4期ぶりの参加だ。
 坂井 ベテランになっても活躍できるのが囲碁の魅力で、同じ棋士として心強く、エールを送られている気持ちがする。
 レドモンド 2人とも好調。持ち味があって、碁が面白い。
 坂井 清成九段は序盤から時間を使う長考派。同じ関西棋院であり、頑張ってほしい。

 ――どんな展開となるだろう。
 レドモンド 張さんと山下さんが先行する構図は動かないだろう。
 坂井 6月に直接対局があり、急所の一局となる。張さんが勝てば、順位の優位もあり抜け出るのでは。

 ――Bリーグ1位は高尾九段。
 レドモンド とても調子がいい。碁も変化し、柔らかくなっている。本因坊、名人時代より強いんじゃないか。
 坂井 高値安定でしょう。持ち時間5時間の碁の成績がかなりいい。碁の内容が安定していて、負かしにくい相手だ。

 ――羽根九段が2位につけている。
 坂井 精神的な強さがある。どんなときでもベストを尽くし、落ち着き払って対局する。だからタイトル戦でカド番に追い込まれても動じない。
 レドモンド 全体的なイメージではそう目立ってはいないが、挑戦を具体的に意識するようになると強くなる。5月の高尾戦が勝負。

 ――河野九段、溝上八段は残留。
 レドモンド 河野さんは最近、変わろうとしている。いい意味で危ない激しさがある。溝上さんはマイペースという印象だ。
 坂井 河野さんは井山さん、張さん、高尾さん、山田規三生九段の4人にむちゃくちゃ負けている。それでタイトル戦に絡めないでいる。逆に言えば4人以外には強い。高尾さんとの最終戦がカギとなる。

 ――趙二十五世本因坊が4期ぶりに帰ってきた。
 レドモンド リーグ最年長。碁の内容も面白い。
 坂井 最終予選決勝は半目勝ち。気分よく臨むでしょう。

 ――村川七段は初参加。
 坂井 井山さんと親しく、刺激を受けている。早く井山さんとタイトル戦を打ちたいと思っているはず。線の太い碁で、本格派。ここ1年で力を付けている。

 ――どんな戦いと予想するか。
 レドモンド 高尾さんを中心に羽根さんと河野さんが絡むのでは。油断のならない実力者がそろい、星のつぶし合いとなることも。
 坂井 河野さんに注目したい。前半は勝ち越している相手が続き、最終戦に勝てば挑戦者という流れなら、大いに可能性はある。

 ――ずばり挑戦者は。  坂井 決定戦はAの張さんとBの河野さんの組み合わせとみる。そして期待を込めて、河野さんとしたい。必ずどこかで出てくる人であり、今年を飛躍の年にしてほしい。  レドモンド 私は高尾さん。張さん、山下さんより調子はよく、その波を長く維持している。