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岡目八目

洪清泉さん
読売新聞 2016/03/01掲載
洪清泉さん

(1)トップ棋士育てる土壌(寄稿連載)

 ◇ほん・せいせん
 ここのところの国際棋戦の成績を見てみますと、トップは中国で、次は韓国、日本は三番手になっています。日本が国際戦で振るわなくなった要因は、囲碁愛好者の裾野にあります。囲碁に親しむ子どもの数に圧倒的な差があるのです。韓国は日本の10倍、中国は韓国のさらに10倍と言っていいでしょう。
 中国では囲碁がスポーツと認識され、国を挙げて優秀な棋士を育成していることは知られています。近年は韓国でもそうした動きが出てきました。15年ほど前、日本の国体にあたる全国体育祭の種目として囲碁がテスト採用され、現在では正式種目として完全に定着しています。
 そうなると教育現場でも、自分の学校から活躍する選手を出したいとして、放課後授業に囲碁教室を取り入れるという流れができました。韓国の囲碁雑誌には、そうした学校の一覧と問い合わせ先が掲載されています。それによれば学校数は800校余り。日本の囲碁事情からすると、信じられない数字だと思います。
 囲碁教室で学ぶのは希望する子どもたちで、授業料も個人負担です。優秀な囲碁講師はいくつかの学校をかけ持ちし、月に1000万ウォン(約95万円)を超える収入を得ています。それだけ需要があるということです。
 ただ、この囲碁講師になるのが大変です。競争率は平均で20倍、人気の教室の講師なら50倍を超えるそうです。日本の有名進学塾の人気講師と同じ構図ですね。
 そうした土壌の中から李世ドル九段、朴廷桓九段といった世界のトップを争う棋士が育ってきたのです。
(囲碁棋士三段)
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