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岡目八目

きたろうさん
読売新聞 2013/06/18掲載
きたろうさん

(4)漫談で囲碁をアピール(寄稿連載)

 今年3月、即興で「囲碁漫談」なるものを演じてみました。一度やってみたいと思っていたので、挑戦するいい機会だと思ったのです。
 お客さんは全員、囲碁を知らないので、「囲碁のやり方教えます」というキャッチフレーズで話を始めました。囲碁のルールを教えることは一切なく、囲碁をネタにした漫談に終始しました。内容としては以下のとおりです。
 八百長という言葉がありますが、これは囲碁が元になっている言葉なんですね。八百屋の長兵衛さんという人がいて、囲碁でわざと負けて相手の気分を良くさせ、それで野菜を買ってもらっていた。だから八百長――と、これが前口上です。
 で、笑いをどこに持っていくかというと、「これが肉屋の長兵衛さんだったら肉長、魚屋だったら魚長という言葉が今日に残っていたでしょう。では看板屋だったら――」とやるわけです。
 その他のネタとしては、まず「岡目八目」という言葉を説明する。その後に「だからオカメみたいに顔の悪い人は最初から八子置かなければなりません」と言うと、そこでドッと笑いが起きました。
 囲碁漫談なんて成立するのかなと、半信半疑だったのですが、囲碁を知らない人でも十分に笑ってくれたので、今度は囲碁を知っている人の中でやってみたいと思っています。アプローチの仕方も変わってくるとは思いますが。
 囲碁はこんなにも素晴らしいゲームです。もっと世の中に普及してほしい。ですから僕は僕のできる範囲で、これからも囲碁をアピールしていくつもりでいます。
(俳優)
(おわり)
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