岡目八目
(3)囲碁教室 懇親会も楽しみ
(寄稿連載 2009/11/24読売新聞掲載)「IGO AMIGO」(囲碁アミーゴ)の活動のメーンである「囲碁教室」(私たちはワークショップと呼んでいます)は月2回、土、日曜日の午後1時半から5時半まで、日本棋院や、東京・麹町の「ダイヤモンド囲碁サロン」、東京・八重洲の「いずみ囲碁ジャパン」で開きます。
コースは〈1〉まったく囲碁を知らない人のための「入門体験」〈2〉囲碁を始めて間もない人のための「9路盤」〈3〉初めて19路盤を打つ人のための「19路盤入門」〈4〉「19路盤実践」の4コース。
講師は幹事の棋士4人が中心で、毎回、70、80人が参加しています。インターネットで知ったり仲間に誘われて初参加する人が毎回10人ほどいて、「入門体験コース」で囲碁のルールや歴史などを学んだ後、9路盤の対局を体験。2回目からは「9路盤コース」に参加できるようになります。欠かさず参加する30代の男性は初段クラスになりました。
スタート当時は若い男性が80%を占めていましたが、現在は男性と女性が半々。対抗戦はもちろん、夏には浴衣を着ての「浴衣deアミーゴ」や、女性だけの「レディース・アミーゴ」、第一線で活躍するビジネスマンを集めての「ビジネス・アミーゴ」なども企画しました。
終了後のお楽しみは居酒屋などに席を移して行う懇親会。年末の懇親会ではクリスマスプレゼントの交換もします。囲碁だけではなく山登りやボウリングなどにも交流の輪が広がって、これまでに4組のカップルも誕生しました。
ワークショップは今年末で100回目を迎えます。楽しい記念企画にしたいと考えています。
(囲碁棋士四段)