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岡目八目

三村智保さん
読売新聞 2012/10/02掲載
三村智保さん

(2)大盛況の韓国の子供道場(寄稿連載)

 ◇みむら・ともやす
 私は元々、教えるテクニックを持っていませんでした。交流のある韓国の道場や、東京・市ヶ谷にある洪道場、そして緑星学園にお話を聞き、よさそうなことは何でも取り入れています。皆さん、指導法や苦労していることなどを喜んで教えてくださいます。熟練の皆さんに比べれば、私は初心者で今も勉強中です。
 今は入門クラスを除いて、夕方から夜9時まで、週5日の教室を土日を除いて私一人で教えています。夏休みは木曜日以外、朝9時から夜8時まで毎日、やはり私が教えました。講師を増やすほど予算の余裕がないので、現状でやるしかありません。強くなりたいという子供がいるのですから、とにかくやらなければ、という気持ちです。
 韓国では、子供の囲碁道場が立派なビジネスとして成立しています。ひとつの道場だけで生徒が100人以上いて、泊まり込みで勉強する子、毎日1時間程度の習い事として通う子など様々で、レベルごとに部屋が分かれて、それぞれに専属の先生がいます。成績によってクラスが上下するシステムで、日本の院生(プロ養成機関)ほどの盛り上がりがあり、そういう道場がいくつもあるわけです。
 日本の感覚でいうと、10万円の月謝を払ってもかまわないと親たちが考えています。それだけ、プロになることに魅力があるのでしょうし、プロにならなくても囲碁をやることが頭によいという考えが浸透しているのです。プロを目指す子供の数は、日本の100倍を超えるかもしれません。中国はそれ以上です。そしてその数の差が、純粋に、棋力のレベルの差につながっていくようです。
(囲碁棋士九段)
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