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岡目八目

読売新聞 2006/08/21掲載
村上栄昭さん

(3)7大タイトル戦の開催を達成(寄稿連載)

 因島(いんのしま)には官民一体で運営する「本因坊秀策囲碁まつり」というビッグイベントがある。1980年から年2回ずつ開かれ、初回は因島出身のアマ強豪、村上文祥さんとライバルの菊池康郎さんの指導碁、公開対局などが行われた。指導碁では県代表クラスの打ち手たちが2子局でボロボロにされ、上には上がいるものだと驚かされた。
 そして新たな興味がわいてきた。プロの対局だともっと感動するだろう、島のレベルアップにもつながるだろうと。それが83年に実現した。名人戦七番勝負を誘致したのだ。当時の趙治勲名人に大竹英雄九段が挑戦、大盤解説会は盛り上がった。私は歓迎実行委員長として前夜祭の運営などに当たり、あこがれの棋士に接して感激したものだ。
 それ以来、7大タイトル戦の開催が目標となった。誘致に苦労したこともあるが、ほぼ毎年1回のペースで開くことができ、昨年3月の十段戦で晴れて“グランドスラム”を達成した。地方では初めてで、非常に名誉なことと思う。
 因島市は今年1月に尾道市と合併、囲碁の「市技」制定も新しい尾道市に引き継がれた。囲碁になじみのない市民に理解してもらうのに、タイトル戦は最適のイベントであり、これからも誘致を働きかけたい。
 まつりの目玉はプロとアマ強豪各8人がトーナメントで戦う「プロアマ戦」。決勝は公開対局で、優勝賞金は100万円。最低1勝すれば賞金は出るが、どの対局も対局料はない。プロは1、2回戦で負けると、謝礼は出るもののペナルティーとして指導碁を課せられる。しかもアマに負ければ面目もつぶれる。それなのに毎回、プロが30〜50人も申し込む。賞金の魅力と普及活動の使命感が後押ししているのだろうが、ありがたい限りだ。 またアマ大会には300人前後が出場する。できれば全国各地の強豪に集まってほしいし、海外からも来てほしい。そのためにはどうすればいいかと、仲間と知恵を絞っている。
(広島県因島囲碁協会長)
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