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岡目八目

読売新聞 2014/02/18掲載
大沢奈留美さん

(2)米学生囲碁連の活動に脱帽(寄稿連載)

◇おおさわ・なるみ
 文化交流使としての旅程は米東部のニューヨーク、ボストン、ワシントンDC、フィラデルフィアに1か月、その後、ブラジル・サンパウロを訪ね、米西海岸のシアトルから最後にハワイへと飛び、計2か月に及びました。私自身が、囲碁の力や魅力と改めて向き合うことができた時間でもありました。
 米国では主に学校と地域の囲碁クラブでの講義と指導碁に明け暮れました。ホテルに帰って棋譜を整理したり、翌日の準備をしていると、ベッドに入るのはいつも真夜中。食事のおいしい店を探す余裕などはなく、そのせいかピザはよく食べました。ニューヨークではホテルも自分で探しました。
 ボストンで強く印象に残ったのは、米学生囲碁連盟がハーバード大学を会場に開催したセミナーです。地元の囲碁ファンに加えサンフランシスコ、カナダからの遠征組をあわせて、2日間で延べ400人が参加。講師には中国の常昊九段もいました。私は約30人と指導碁で向き合いました=写真、左が筆者=。
 連盟は囲碁のドキュメント映画を制作していました。日本にも来て井山裕太棋聖、大竹英雄名誉碁聖らにインタビュー。韓国、中国でも取材しています。そのエネルギーには脱帽です。
 子どもたちの関心の高さは驚くほどで、「プロになりたい」「プロ棋士に会いたい」という率直な質問もずいぶん受けました。4歳で非常に有望な子もいました。
 子どもはどこの国でも宝。大切に育てたいものです。
(囲碁棋士四段)
 
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