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岡目八目

読売新聞 2014/02/25掲載
大沢奈留美さん

(3)マンハッタンのカフェで指導(寄稿連載)

◇おおさわ・なるみ
 米国の人たちはいろんな形で囲碁を楽しんでいます。フィラデルフィアではサクラ祭りが指導会場となり、ニューヨークのマンハッタンでは、毎週火曜日にカフェを囲碁サロンとして愛好者に開放する囲碁クラブが活動していました。ここでは友達同士という7歳の男の子と女の子と13路盤で2面打ちしました=写真、右が筆者=。様々な世代が、自由に躍動的に囲碁と向き合っている。
 そう、囲碁って楽しいものなんですよね。眉間にしわを寄せてばかりではもったいない。あらためて目を見開かされた思いです。
 米国で、指導碁を打ち講義を聞いてくれた人は1000人を超えるでしょう。学校を多く訪ねたのは私の希望でした。子どもたちに囲碁を知ってもらいたいという考えがあったからです。どこも期待以上の反応で、これはうれしい驚きでした。
 もともと米国に囲碁を紹介したのは日本です。それが今は中国、韓国が頑張っている。米国囲碁界が元気な中で、日本棋院のニューヨーク碁センターが閉鎖されたのは残念なことです。日本の役割をもう一度、考える必要があるのではないでしょうか。
 シアトルにも棋院の碁センターがあり、こちらは会員が学校に教えに行くなど活発に活動していました。私も5歳と7歳のクラスを教えました。当初は2クラスの予定でしたが、「私たちも」と手が挙がり、もう2クラス増えました。会員の皆さんが植えたタネがどんな花を咲かせるか楽しみです。
(囲碁棋士四段)
 
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