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岡目八目

杉戸大作さん
読売新聞 2017/07/11掲載
杉戸大作さん

(3)タイプ見極め対策を(寄稿連載)

 ◇すぎと・だいさく
 碁は地と厚みの調和のゲームです。プロはどのように調和をはかるかに苦心しますが、アマチュアはこの点によく性格が表れます。
 序盤から地ばかり稼ぐ人。厚く打つことを心掛ける人。大模様の好きな人。ひたすら定石や形を守る人。勝負より石を取ることが好きな人。少し形勢が悪くなるとすぐ投了する人。悪くてもしつこく逆転を狙う人……。
 このような相手の性格や棋風、対局時の心理を読んで弱点を巧みにつくのが勝利のコツです。代表的なタイプを紹介しましょう。
 (AI型)布石から終盤まで弱点が見当たりません。教えを請うのはいいですが、勝率を上げるには対戦しないことです。
 (リニア型)超高速で突っ走るのが得意ですが、速すぎて景色が目に入りません。辺の地を与えて中央をがっぽり囲いましょう。
 (目先型)目先の利益にすぐ飛び付いてきます。小さな石をどんどん差し上げ勝利はいただきましょう。
 (三味線型)絶えず口ぐせで「困ったな」「やられました」などとボヤきながら打ってきます。こちらの方が良いのかと油断していると、ひどい目に遭うから同情は禁物です。
 (ギャンブラー型)地を稼げるだけ稼いでから相手の陣地に殴り込み、死活に勝負を懸けます。厚い碁を心掛け、打ち込んできたら厚みに追い込み、全滅をはかりましょう。
 (大風呂敷型)虚勢を張って大風呂敷を広げ、圧力をかけてきます。挑発に乗らず冷静に対応すれば、やがて馬脚を現します。楽しい相手ではないから極力対戦は避けましょう。
(日本水道工業団体連合会名誉顧問)
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