棋聖戦
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上達への指南
許家元三段の「今年この一手」 読売新聞 2015/12/22掲載
(4)カタツキでペースつかむ(寄稿連載)
 棋聖戦は第40期から挑戦者決定システムが変わりました。S、A、B、Cと4段階のリーグ戦ののち、各リーグ優勝者とSリーグの2位がトーナメントで挑戦権を争うのです。リーグ参加者の人数が飛躍的に増えたことで、棋士の間では「目標ができた」と大好評でした。
 僕はCリーグで優勝できたのですが、決勝トーナメント1回戦で山田規三生九段に負かされてしまいました。そのCリーグで余正麒七段と対戦した碁を、今回は取り上げます。

 【テーマ図】 難しい主導権争いの局面で、黒1のカタツキが、自分としてはかなりうまく打てた手だったと思います。

 【1図】 黒1のカケツギだと白2、4から6の飛びでまとめて攻められ、これは黒が一方的に被告になります。黒1でAなら無難ですが、白1で中央を止められては、これまた劣勢です。

 【2図】 テーマ図の後、白1なら黒2と押さえ、右方の△を取り込んで成功でしょう。白1でAの切りなら黒B、白C、黒Dとして、これまた△を呑み込みます。

 【3図】 実戦の進行です。白11まで半分生還されましたが、黒Aと切る手が残っているので悪くない分かれかと思いました。
 僕は来期、Bリーグに昇級し、ひとつ上のステージで戦うことができます。まずはリーグで優勝し、その後にトーナメントも勝ち抜いて挑戦権を目指します。
(おわり)
●メモ● 第40期棋聖戦のリーグ参加者は計62人。これまでの12人から5倍余り増えた。一発勝負のトーナメントと違い、規定の局数を打てるのがリーグ戦の面白さ。第41期の予選はすでに始まっており、Cリーグ16枠をかけた戦いは白熱している。リーグ入りには4〜5連勝することが必要。
第40期棋聖戦 Cリーグ4回戦
白 七段 余正麒
黒 三段 許家元

【テーマ図】


【1図】


【2図】


【3図】
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