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上達への指南
マイケル・レドモンド九段の「短手数定石その後」 読売新聞 2013/08/20掲載
(1)いっぱいの詰めで攻めを(寄稿連載)
 「定石を覚えて二目弱くなり」と囲碁川柳にあるように、定石にとらわれるあまり、力を発揮できないことがあります。私がお勧めするのは、短手数の定石をマスターすることです。シンプルに形が決まります。大事なのは定石のその後で、そこに様々な狙いや手段があるのです。

 【テーマ図】 短手数定石の代表が、白8の大ゲイマガカリに黒9とこすみ、白10の二間開きまで3手の定石です。
 重要なのが黒11のいっぱいの詰めで、白2子への攻めを見るのがポイントです。白が手を抜くと、おなじみの黒イ、白ロ、黒ハが厳しく、下辺の黒が盛り上がります。

 【1図】 やや高等な打ち方ですが、黒1とおおらかにぼうしし、白2に黒3と豪快にいくのもあるでしょう。

 【2図】 従って黒1の詰めには白2の飛びが欠かせません。黒は3のノゾキ一本を利かせて5と下辺を受け、白も6と一手備えて黒7まで。定石後の攻防が一段落します。
 白は安定した構えとなり、黒は下辺と右上の両方を打ち、双方正しく満点でしょう。

 【3図】 2図の白6の守りを怠ると、黒1の置きが攻めの急所で、白2の押さえに黒3、5の渡りが大きい。後に黒Aからの攻めも楽しみです。

 【4図】 黒1に白2と受けるのもあり、黒がシチョウ有利だと3、5と出切り白14まで。黒は隅の地が充実し、白は手厚くなって互角の分かれです。
●メモ● レドモンド九段は、11歳で父親から手ほどきを受け、アマ初段くらいになった13歳の夏休みに初来日。翌年も夏休みに来日し、そのまま日本で碁の修業を始めた。15歳のとき本格的にプロを目指して大枝雄介九段の内弟子となった。1981年入段、85年五段、2000年九段、09年500勝達成。

【テーマ図】


【1図】

【2図】


【3図】

【4図】13(4)

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