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上達への指南
秋山次郎八段の「アジア大会特選譜」 読売新聞 2011/03/01掲載
(1)山下九段が主将対決制す(寄稿連載)
 昨年11月に中国で行われたアジア競技大会に、私は囲碁競技・男子団体戦の選手として参加しました。
 5人で編成するチームにおいて、私は六番手。すなわち「控え選手」でした。
モチベーションの維持を含めて色々と難しさを感じた立場でしたが、それよりもまず、チームの「銅メダル」という結果についてお話ししなければなりません。
 決して喜べる結果ではないというのが素直な気持ちです。日本選手の実力からすれば、もっと上の成績を残せても不思議ではなかったからです。それをものにできず、ファンの皆さんの期待を裏切ってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 そんな中にあって、日本の主将という重責を担った山下敬吾さんは、本当に見事な活躍ぶりでした。韓国と中国との主将対決を制したのですから、素晴らしいと言うよりありません。今回はその一場面をご覧いただきたいと思います。

 【テーマ図】 古力さんは中国のエース。ここまで力負けすることなく打ち進め、互角の形勢です。白1から3、5の追及に、どう対処するかです。

 【1図】 黒1の切りが手筋。対する古さんの白2、4が手順前後で、先に白4が正着でした。黒5の抜きに白6と抱えましたが――。

 【2図】 黒1から3の切りが決め手となりました。黒5と隅を取り込んでは大戦果で、白6に黒7と中央を備えて万全です。
●メモ● 秋山八段は1977年生まれ。東京都出身。菊池康郎氏に師事し、92年入段、2002年八段。01年天元戦挑戦者決定戦進出、03年NEC俊英戦優勝。棋聖戦では98年に六段戦優勝、09、10年リーグ入り。スケールの大きい本格的な棋風で知られ、プロ棋士の間での評価は高い。
白 九段 古力
黒 九段 山下敬吾

【テーマ図】


【1図】


【2図】

秋山次郎八段の「アジア大会特選譜」(1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]