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上達への指南
青葉かおり四段の「これぞ名古屋流まけたってちょーよ」 読売新聞 2006/11/20掲載
(2)弱い石強化が大事だがね(寄稿連載)
 今週は二つ目の格言です。「名古屋もんは借りんでね」。はい、か・り・んでねー。私の家の庭にはカリンの木があります。これは両親がお金をカリンでもいいようにとの願いを込めて植えたのです。このように名古屋では借金することをとても嫌がります。世間では借金の高金利で酷(ひど)い目にあったという怖い話をよく聞きますが、これは囲碁においても全く同じなのです。囲碁でも借金をつくると返済に追われ、財産(陣地)を作るどころではなくなります。

 【テーマ図】 囲碁において借金とは、弱い石のことです。黒番でイとロのどちらに打ちたいでしょう。大切なのはどの石が弱いかをよく見極めることです。

 【1図】 黒は、左側の(△)の3子は強く、辺にある▲の2子が弱そうですよね。白は△の2子が弱くて、(▲)の3子が強そうです。黒としては△の2子を攻めたいところです。この場合、絶対に気を付けて欲しいのが、必ず自分の弱い石とつなげて打つことです。

 【2図】 具体的にはこの図のように打って下さい。黒1に、白は2から4、6と打つぐらい。そこで黒7と飛べばこの黒石全体は強くなっているので、今後攻められる心配がありません。後は白を攻めるなり、陣地を稼ぐなり自由自在です。

 【3図】 「ではなぜ、テーマ図、イではいかんの?」。黒1から黒3とケイマして、調子よく白を攻めているようにもみえます。しかし、白2から4と打たれると、急に辺の黒石が苦しくなっている事に気付くはずです。白6ともう一本押してから、白8と飛ばれると、黒の攻めは完全に息が切れています。今後、黒は辺の石を逃げるのに精いっぱいで、陣地を作るどころではなくなります。弱い石はすぐに強化して下さい。すなわち「名古屋もんは借りんでね」なんだがねー。


●メモ●  青葉四段は10月、囲碁ツアーに同行し、1週間のエーゲ海クルーズを体験した。韓国、中国は対局などで何度も訪れているが、欧州は初めて。「世の中にこんなきれいなところがあるのかと感激しました」

【テーマ図】


【1図】


【2図】


【3図】

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