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上達への指南
淡路修三九段の「アマに学ぶ戦いの呼吸」 読売新聞 2005/02/28掲載
(3)右下隅の折衝で一本取る(寄稿連載)
◆借金を残さない打ち方を

 碁では「借金」という言葉がよく出てきますが、私は「淡路塾」で「借金のない手を打ちなさい」と教えています。「借金」はいずれどこかでツケが回ってくるのです。

 【テーマ図】 対局者はアマ四、五段クラスで、白番のMさんは手厚い芸道派です。
 黒1のハイに白2は強引でした。おとなしく白3と伸びているべきでしょう。当然黒は3と切りましたが、これは手ぬかりがあり、逆に白4、6を決められてしまいました。

 【1図】 黒3では1のフクラミを決めてから3の切りでした。白4のヒキに黒5のノビ以下11までが想定されますが、黒十分戦えるでしょう。
 テーマ図の白4、6と割りつがれたとき、黒は7とかけつぎました。日ごろから「カケツギとタケフはよい形」と教えていることを実践したのでしょうか。

 【2図】 黒7は、戦いに参加すべく1とつぐべきでした。白は2のヒキから4とケイマでしょうから、黒5のハサミに回って黒まずまずでしょうか。

 テーマ図に戻り、白8のサガリに黒9のトビも形にとらわれた緩着でした。ここでも戦いに参加することを念頭に置かなければいけません。

 【3図】 黒1と押さえて白のダメを詰めるべきです。これなら白は4と飛ぶしかなく白8のヒラキに黒9コスミとなるくらいでしょう。ちょっと黒つらいかもしれませんが、ここは我慢の局面です。

 テーマ図は、黒9と白のダメを詰めなかったため、白10から12、14と押されて黒は棒立ちです。黒9でイならロの切りが生じ、白はこれほど威張れなかったはず。ダメヅメはときに剛直な武器になることがあります。
 テーマ図の白2は黒3切りの借金を残した手。さしずめ黒3の切りは借金の回収方法をちょっと間違えました。

【テーマ図】


【1図】


【2図】


【3図】
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