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上達への指南
橋本雄二郎九段の「二間開きに悪手なし」 読売新聞 2006/01/30掲載
(3)自分の石を伸びやかに(寄稿連載)
 一局の中で、二間開きを打つチャンスは必ず何か所か出てきます。アマチュアの皆さんは、二間開きという手そのものは知っていても、なかなか打たない人が多いように見受けられます。でも、二間開きの特性と価値を知れば、実戦でもっと多用されるようになるのではないでしょうか。

 【1図】 白1は、何をおいても打ちたい二間開きです。地は5、6目増えただけですが、地よりも、伸びやかで強い石になったことの価値が大きいのです。カラミ攻めにあう心配はなくなり、この後、右辺を荒らしやすくなります。
 また、白1と打ったことで、右側の黒模様が巨大化することもなくなりました。相手の地はついつい大きく見えてしまうものですが、この場合、右辺は黒B、Cと2手かけてもせいぜい40目の地です。
 ところが、逆に黒Aと打たれると、右側一帯の黒模様が箱型に立体化してきて70〜80目になる可能性が出てきます。加えて、上辺の二間開きが両側から寸を詰められた弱い石。黒は圧力をかけながら、さらに右辺を盛り上げてくるでしょう。一気に黒に主導権を握られる進行です。

 【2図】 この局面の黒1も、白模様を制限しながら自分の石を伸びやかにする価値の高い一石二鳥の手。1図同様、二間開きが二つつながった形は強い石です。強くなれば、上辺への打ち込みも有力な狙いとなります。逆に白Aと打たれて、白が盛り上がる進行と比べてみてください。

 【3図】 黒1の二間開きも価値の高い一手。黒Aの囲いや黒Bの荒らしも目につきますが、白Cと詰められると左辺の黒が弱くなります。黒1に白Dなら、2線に打たせてそれだけで得な交換ですし、左辺が強くなったことで、黒Eの三々が狙いになります。

【1図】


【2図】


【3図】
橋本雄二郎九段の「二間開きに悪手なし」 (1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]