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上達への指南
石倉昇九段の「これができれば入門卒業」 読売新聞 2009/08/11掲載
(2)相手のナナメ狙おう(寄稿連載)
 私は子どもから年配の方まで、幅広い層のアマチュアに碁を教える機会を持っています。今回は、入門者が共通して間違える例をご覧いただきましょう。これをクリアできれば、入門の突破まであと一歩です。

 【1図】 先週の碁の続きで、今、黒1、3と打ってきた場面です。黒3は、「五目並べ」の感覚で打ってしまうようです。多くの入門者が黒3と打つのですが、実は、自分の用心を忘れた危ない手。白チャンスです。どう打てば黒1の石を取れるでしょうか。

 【2図】 白1と、相手の「ナナメ」の場所を切っていくのがいい手です。
 「ナナメにご用心」の裏返しで、「相手のナナメを狙う」ことも大切。相手が無理にナナメを続けてきたときは、「チャンスだ」と思ってください。
 続いて黒2と逃げてきても、白5まで取ることができます。

 【3図】 黒1、白2に続いては、黒3としっかり「ナナメ」を守る手が大切。黒1、3は、実戦で必ず出てくる形ですので、黒3をスッと打てるようになれば、確実に勝率も上がるはず。「ナナメ」を守れるかどうか、逆の立場で「相手のナナメを狙う」ことができるかどうかが、入門突破の第一関門といっていいでしょう。
 さて、白4ときました。黒の次の手を、来週まで宿題としましょう。

●メモ● 4年前から母校の東京大学教養学部で囲碁の授業を担当している石倉九段は「学校教育にもっと囲碁を取り入れてほしい」と語る。「囲碁は、若者の考える力を育てるだけではなく、コミュニケーション能力や、社会に出たときに役立つバランス感覚を養う上でも、とても有効だと思っています」

【1図】


【2図】


【3図】

石倉昇九段の「これができれば入門卒業」 (1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]