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上達への指南
石倉昇九段の「『生き死に』をマスターしよう」 読売新聞 2010/04/20掲載
(3)「眼」と「カケメ」を見分ける(寄稿連載)
 石の「生き死に」をマスターするには、二つのポイントがあります。
 一つは、これまでお話ししたように、離れた二つの眼をつくれば「生き」という点。そしてもう一つが、「眼」と「カケメ」を見分けるという点です。

 【1図】 二つの白をご覧ください。どちらの白も、眼が二つあり生きているように見えますが、実は、左側の白は死んでいます。左右の白は、どこが違うのでしょう。

 右側の白はAもBも眼です。一方、左側の白はAは眼ですが、よく見ると△が当たりになっており、黒Bと打って△を取ることができます。白Bと打って当たりを守ると、黒Aに打たれて全部取られてしまいます。
 Bは眼に見えて眼ではない場所。これを「カケメ」といいます。

 【2図】 この問題はどうでしょう。白には眼が二つあるように見えますが、黒がどこかに打つと、一つをカケメにして、生かさないようにすることができます。それはどこでしょうか。

 【3図】 黒1が正解です。Aのところはカケメ。黒がBに打てば△が当たりになり、黒Aと打って△を取れるからです。白には防ぐ手立てがありません。

 なお、黒1でBは失敗です。白に1の場所に打たれるとAは眼となり、白に生きられてしまいます。
 眼とカケメは、慣れてくれば、見分けられるようになります。

●メモ● 石倉九段は、東京大学教養学部で囲碁の授業を担当して5年目になる。単位を取れる授業として注目を集め、40人の定員に倍以上の応募者がある。14回の講義で、全員が19路盤で打てるようになるという。「昨年もガイダンスに大勢集まりました。学生たちからパワーをもらっています」

【1図】


【2図】


【3図】

石倉昇九段の「『生き死に』をマスターしよう」 (1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]