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上達への指南
井澤秋乃四段の「石の強弱を見極めて」 読売新聞 2011/01/25掲載
(4)「焼きもち」は命取りに(寄稿連載)
 最終回は「相手の強い所では戦わない」というテーマです。相手の勢力圏で戦う時は、きちんと成算がなければいけません。
焼きもちからの行動は、多くの場合、形勢を損じるか、命取りの結果を招きます。

 【テーマ図】 (4子局)私に4子の方は、アマの五段ぐらいでしょうか。白1と小ゲイマにかかった所です。ここは左上の白を強いと認めなければなりません。黒の応手に工夫がいるということです。

 【1図】 黒1と打ち込むのを焼きもちといいます。白2の飛びから4とボウシされます。黒5から7には、白8とはね出されて困ります。黒11に白12とポン抜かれ、白14で主導権を握られます。黒1をAでも、白2から9とボウシされます。

 【2図】 黒1の一間が分かりやすい受けです。白2の構えに、テーマ図、黒イのコスミツケに回り、十分打てます。

 【3図】 黒1に白2のカカリなら、黒3のコスミが簡明でしょう。白4の二間開きに、黒は強くなったので5と打ち込めます。白6、黒7の飛び飛びとなって、黒に不満はありません。堂々と戦えるはずです。

 【4図】 左上の白が強いという認識を持てば、左辺の白模様はいくら固めても惜しくはありません。むしろ、白地にさせてしまうのも立派な考え方なのです。黒1、3のツケ押さえで、13までは一つの型です。2〜4図が正解です。
(おわり)
●メモ● 井澤四段の趣味は旅行で、年に3回ぐらいのペースという。連れは母、妹、友人など。韓国には三星杯の予選を入れると10回ぐらい行っている。「豚の焼き肉はおいしいし、ファッション関係の買い物は安くて楽しい」。得意な料理は、炊き込みごはんとベーコンのスパゲティ。

【テーマ図】


【1図】

【2図】

【3図】

【4図】
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