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上達への指南
上村陽生九段の「相手の言いなりになるな!」 読売新聞 2011/05/17掲載
(3)弱気を抑えて積極的に(寄稿連載)
 相手の言いなりになるケースに、強気でいきながら、突然、弱気になってしまうタイプがあります。これもやっかいなものです。

 【テーマ図】 今回も私の指導碁から4子局です。
 黒2以下すべて一間に受け、黒8と積極的に打ち込みました。白9に黒10と、ここまで強気で文句のつけようがありません。
 ところが白11とのぞかれ、弱気の虫が起きました。黒14以下白の言いなりで、白23までまだ一眼しかなく疑問の運びです。

 【1図】 テーマ図の黒16では、黒1に挟むなど積極的にいくべきです。白2、4と隅は取られても、黒5まで右辺がいい地になります。

 【2図】 ▲と挟んだ手前、もっと強気に黒1の当てから3と急所にいくのも有力で、やや強引ながら黒5以下11と白2子を取るのもあるでしょう。

 【3図】 2図の白6で、白1と変化する可能性もありますが、黒2と突き抜いて、白3以下7の生きに黒8で右辺は安泰。
 白9のハネには黒10と左上の1子を攻める態勢で、これも黒に不満のない運びでしょう。

 【4図】 テーマ図の黒10は積極的で悪くはないのですが、堅実路線でいくなら黒1、3のツケ伸びがシンプルでお勧めです。白4から8のツギにAと頑張らず9のカケツギが堅実。白10の守りに黒11から13とこすんで▲が生きてきます。
●メモ● 上村九段は日本棋院の院生師範を務めて4年になる。東日本大震災翌日の院生研修では開催か中止かで苦慮した。定刻に65人のうち約半数が登院したが、結局、中止とした。院生には、「このような震災があっても碁が打てることに感謝の心を忘れず、しっかり勉強するように」と訓示。

【テーマ図】


【1図】


【2図】


【3図】


【4図】

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