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上達への指南
小松英樹九段の「僕の中国流」 読売新聞 2010/02/09掲載
(2)カケから眼形を脅かす(寄稿連載)
 ◆第57期王座戦予選 (白)八段・蘇耀国 (黒)九段・小松英樹

 ここ1、2年、国際棋戦では中国が韓国をリードしている印象があります。実際は髪の毛ほどの差もないでしょう。日本が後れを取っていることだけは、残念ながら事実です。
 もっともっと勉強するしかないと思っています。

 【局面図】 白6の締まりは国際棋戦でもよく見かけます。僕は基本的には白10の三々はありがたいと思っているんです。黒15に、白16から18と変化することが多いかもしれません。
 白30と所帯を持ったところで、どう打ちますか。第一感はイのカドの急所、次にロの攻めが浮かぶでしょう。

 【参考図1】 黒1には、白2の腹ヅケが手筋。黒3から5は勢いで、9までは必然ですが、白12とゲタに取られ、黒はうれしくありません。

 【参考図2】 黒1なら、白2のツケから、黒3に白4のハネ返しがさばきの手筋です。黒5に白6とボウシして、白に不満はありません。黒5をA、白B、黒Cは、白Dと押さえられ、黒Eと切るコウは、黒の負担の方が重く、決行できません。

 【実戦図】 黒31のカケがなかなかの手でしょう。白32に、黒33と足元をすくい、眼形を脅かします。白34を強要し、黒35のツキアタリから39と力をためるのが厚い姿です。
 次に白A、黒B、白Cの出切りなら、黒D、白E、黒Fの押しが肝要です。白Cに黒Eの当てだけはいけません。白Dで生きられてしまいます。

●メモ● 小松九段は上村陽生、中小野田智己九段、酒井真樹八段とともに院生師範を務めている。院生は日本棋院の東京本院で70人弱。週に1日、院生の碁を講評するだけでなく、積極的に対局もする。「以前は教える気分が強かったが、最近は自分の勉強のためにやっています」

【局面図】


【参考図1】


【参考図2】


【実戦図】

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