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上達への指南
河野光樹八段の「復活 高中国流」 読売新聞 2015/08/18掲載
(4)シマリを優先する最新版(寄稿連載)
 高中国流はさらに工夫されて進化しています。

 【テーマ図】 ▲とかかったまま、黒1と大ゲイマに締まるのが最新版。次に黒3の飛びがいいところで、黒1とのバランスが素晴らしい。
 さらに黒5のコスミで隅に鍵を掛けることができれば理想形です。上辺から右辺にかけて隙のない模様ができました。白から荒らす手掛かりがありませんから、白2では、すぐ右上隅に手を付けていきたい。

 【1図】 今年の十段戦挑戦手合第3局です。下辺の△の位置が低くなっています。黒番の伊田篤史八段が▲と締まったところ、高尾紳路十段はすぐ白1とつけていきました。白7の開きに黒8と打ち込んで、序盤早々激しくなりました。戦いは、高中国流としては歓迎でしょう。

 【2図】 白1とはさむのも考えられますが、黒2のケイマに白Aの二間開きは黒Bのカケが厳しい。白3とケイマに構えるくらいですが、治まるまでは大変です。黒4、6の両ヅケから白13までが定型ですが、黒14のボウシで攻めを続行します。▲がCのケイマなら白Dで治まりますが、この図では中央に出て行くことになるでしょうから、落ち着くまで時間がかかるでしょう。白1では1図のように、右上隅に向かう方がよさそうです。
 プロの間では、高中国流がすっかり復活しました。みなさんも実戦で試してみてはいかがですか。
(おわり)
●メモ● 元々は座敷で打つのが好きだったが、日本棋院会館の改装で洋間の椅子席が増え、最近はもっぱら椅子対局に。手厚い棋風で、中盤では戦いになることが多い。力が入れば、体が自然に碁盤にかぶさるようになる。そんな時は椅子の上であぐらをかいていることも多いという。

【テーマ図】


【1図】


【2図】

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