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上達への指南
倉橋正行九段の「中盤・勝負の岐路」 読売新聞 2005/06/27掲載
(2)気合で反発、変化に富む(寄稿連載)
  ◆第46期関西棋院第1位決定戦 準決勝  黒・倉橋正行九段 白・本田邦久九段
 本田先生と打っていると本当に楽しく、うれしいんです。緩まない姿勢を肌で感じて、ぼくに欠けている面を勉強できるからです。局後の検討でもよく教えていただき、いつも感謝しています。

 【テーマ図】 序盤から互いに気合で反発し、変化に富んだ碁です。80手目、白1から3は中央を厚くして好点です。ここを打たないと、黒イのケイマが白の薄みを狙って絶好になります。黒4から白9まで、左下隅の白地を値切り、黒10と動き出しました。白23のカカリでは26のハネが本手ですが、本田先生はそんな陽気ではないと見たのでしょう。26のハネなら黒23で十分です。
 黒24の飛びに、本田先生は白ロと逃げるようなタイプではありません。白25から27はいかにも腰が弱い。ここが仕掛けどころと考えました。

 【実戦図】 黒1の出から3のツケが気合を入れた手でした。白4の変化には黒5と素直に応じ、9とついで厚くしました。しかし、黒9は19と出る方がもっと良かったかもしれません。
 白は10のツケからさばきを図りましたが、黒11のハネ出しと反発し、黒19の出に回りました。白はもう収拾がつきません。

 【変化図】 実戦図の黒3のツケに対して、普通は白1とはね、黒2の引きに白3とつぐぐらいです。ただし、この場合は黒4と出られて、白はさっぱりでしょう。テーマ図の段階で、すでに白の形が薄かったのです。

 本田先生の気迫に押されないように、こちらも気合を入れて臨んだためか、目まぐるしく変化しました。ぼくとしては良く打てた碁だったと思います。本田先生との対戦成績は5勝5敗です。
●メモ● 倉橋九段は関西棋院では賞の常連。88年新人賞、94年永井賞、97年道玄(殊勲)賞、97、98年連勝賞、99年利仙(敢闘)賞など。今回取り上げた第46期関西棋院第1位決定戦は準優勝だった。

【テーマ図】


【実戦図】


【変化図】
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