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上達への指南
第3回ネット棋聖戦 決勝大会特選譜 読売新聞 2017/01/10掲載
(1)西川さん安定 中押し勝ち(寄稿連載)
 ◇準々決勝 白 西川貴敏 黒 志茂到

第3回を迎えたネット棋聖戦SAクラスの決勝大会準々決勝が、昨年の10月1日、東京・銀座の特設会場において対面対局で行われた。
 過去2大会でも準々決勝以上に勝ち進んだ常連が多い中で、初のベスト8進出は豊田融さんと志茂到さん。その志茂さんが、西川貴敏さんと対戦した一局を取り上げる。
 28歳の志茂さんは院生経験者で、現在は故郷の広島県で会社員となった。25歳(対局当時)の西川さんも元院生で、アルバイトをしながらプロ入りを目指している。過去2大会でベスト4、ベスト8の実績がある。

 【テーマ図】志茂さんの先番で、黒1から白8までとなった場面。黒の次の一手が、解説の鈴木伸二六段によると「苦戦の原因となったのでは」という。

 【1図】黒1の飛びから3と下がったのが実戦で、Aの断点を強調した志茂さんの工夫であったが、「黒の形が弱いので、どうだったでしょうか」と鈴木六段。白6から10とされた時に黒11と曲がるよりないのではつらく、白12がなおも右辺黒への攻めを見て好調子となった。

 【2図】鈴木六段は黒1のハネを推奨。白2の当てに黒3と伸びきり、白4の抜きに黒5と右上を構える。白2でAの伸びなら黒Bとかけつぎ「ともに実戦より勝るでしょう」という。
 西川さんがこの後も安定した打ち回しで中押し勝ち。完敗となってしまった志茂さんだったが、「実力は出しきれたので、悔いはありません」と語った。

●メモ● 第3回ネット棋聖戦SAクラスの決勝大会でベスト4に入ると、第42期棋聖戦の予選参加権が与えられる。出場者にとってこの権利獲得が最大目標であるようで、どの選手に話を聞いても、異口同音に「決勝よりも、準々決勝が最も大事な勝負」との答えが返ってきた。

【テーマ図】


【1図】


【2図】

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