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上達への指南
岡田結美子六段の「仕掛けどころの選択」 読売新聞 2007/05/28掲載
(2)仕掛けは模様完成直前に(寄稿連載)
 相手が模様を張ってきた場合は、「相手の模様があと一手で完成する」タイミングでの仕掛けがもっとも有効となります。
 そして仕掛けるのであれば、さばく手段の見通しを持っていたいもの。やみくもに敵の模様に飛び込んでも、不利をまねくばかりです。

 【テーマ図】 黒番です。局面の焦点は、左上に展開する白模様。白があと一手入れると、手をつけにくくなりそうです。仕掛けるのならば、今がチャンスでしょう。黒AからCのどれを選びますか。

 【正解図】 黒1と打ち込みたいところ。選択肢の三つの着点のうちでは、もっとも中庸といえるでしょうね。左上を荒らしつつ、白からのきつい攻めは見当たりません。
 「さばきはツケから」というように黒からA、白B、黒Cの二段バネ、あるいは黒D、白E、黒Fの二つのツケが見合いですから、どうとでもさばけるでしょう。左上隅か左辺の白模様のどちらかを削減できれば、黒は満足するべきです。

 【失敗図】 黒1では踏み込み不足。白2から4が大きく、左辺は白の確定地に近い。大きい地ですね。これでは黒に不満が残ります。もっと模様の中心部に手をつけなくては。
 では、黒1でAはどうでしょうか。こちらは見るからに踏み込み過ぎです。たとえば白B、黒C、白D、黒E、白Fと一方的に攻められる展開になってしまいます。
 黒Aは、白に「待ってました」と喜ばれてしまう仕掛けです。ヤキモチの典型的な例でしょうね。左辺は白がかなり手をかけている場所ですから、ある程度の地をまとめられるのはしかたがないところ。
 「相手には何もあげない」態度では、かえって自分が苦しくなるばかりです。


●メモ●  岡田六段は3歳から碁をはじめた。父親である安倍吉輝九段の「芸事は小さいときから仕込まなければモノにならない」という考えからだ。こどものころは「無理やりやらされている囲碁があまり好きではなかった」そうだ。
【テーマ図】


【正解図】

【失敗図】
岡田結美子六段の「仕掛けどころの選択」 (1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]