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上達への指南
坂井秀至七段の「今年この一手」 読売新聞 2008/12/08掲載
(3)定石の評価にも逆転あり(寄稿連載)
 定石の評価は、時代とともに変化することが少なくありません。今回は、「やや黒良し」から「やや白良し」へと価値観が逆転したのを機に、新たに黒の有利な構想が追究された例を紹介します。

 【テーマ図】黒1の押さえは、かつては人気のない手でした。黒イの切りで不満がない、と思われてきたからです。

 【1図】その代表的な進行です。白24まで、黒は右辺のコンビネーションが良いとみられていました。ところが意外なことに勝率が高いのは白の方。黒の勢力が右辺に偏りすぎているせいかもしれません。そして、白が打てる、という見方が強まってきました。

 【2図】黒の対応策を模索する過程で、今年になってテーマ図の押さえが打たれるようになりました。発端が誰なのかはっきりしませんが、結城聡九段らが試み、2図のように石を抜き合う「抜き抜き」の分かれも数局ありました。右下白は1図より得ですが、黒は先手をとって5と模様に芯を入れるのが大きい。この後、白はA、B、Cなどが考えられます。

 【3図】テーマ図の押さえ、つまり3図の黒▲に白1と素直につぐと、白5、7と黒1子をゲタに取るのが相場。黒もAとBのノゾキが利くので、まずまずです。白5でCとシチョウには取れません。それを前提としたテーマ図の押さえなのです。

●メモ● 坂井七段は子供のころ、佐藤直男九段の教室で結城聡九段と競い合った。結城九段は関西棋院の機関誌「囲碁関西」11月号の記事の中で坂井七段について、「感心していることは、今はその情熱を碁に傾けているんですけど、やると決めたことは絶対にやるというところです」と語っている。

【テーマ図】


【1図】


【2図】

【3図】

坂井秀至七段の「今年この一手」 (1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]