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上達への指南
阪本寧生五段の「3子局は序盤で反発」 読売新聞 2016/02/16掲載
(3)力強い出切りから戦いへ(寄稿連載)
 3子の置き碁の場合、私は初手をほとんど小目と決めています。これに対しては一間高ガカリが圧倒的に多い。小ゲイマにかかる人はあまりいません。小ゲイマですと、白に色々なハサミ方があり、変化が多くて複雑なため敬遠されるのでしょうか。しかし、私には物足りない気がします。県代表クラスを目指すなら、小ゲイマガカリをしっかりと使いこなせるようにならなければなりません。

 【テーマ図】 黒8は狭く、イの三間が普通です。黒18に白19と頑張りました。ロの飛びなら堅いのですが、迫力がありません。黒はどう打ちますか。

 【変化図1】 黒1、3と力強く出切りたいところです。白4の飛びには黒5の伸びです。白6のコスミツケから8の押しはつらい脱出です。
 黒11に白12の受けはやむを得ず、13と押されては白が相当苦しい形でしょう。

 【変化図2】 そこで、白1の当てから3のカケツギも考えられます。黒4から6とケイマされ、苦しいことに変わりはありませんが、変化図1よりは眼形を作りやすいかもしれません。
 いずれにしても、このように攻めの効果があるのは、出切りが正しかったことの証明です。

 【実戦図】 黒1の曲がりは弱気すぎました。白2の飛びに黒3と伸び、白4に黒5と渡ったため、白6の好点に回られてしまいました。すでに碁にされています。
●メモ● 阪本五段は、鳥取県湯梨浜町で行われた第40期棋聖戦七番勝負第2局で記録係を務めた。井山裕太棋聖と山下敬吾挑戦者の激闘を目の当たりにし、「対局室は静かなのですが、緊迫感はすごい。着手だけではないぶつかり合いがあり、2人の闘志の熱さを肌で感じました」。

【テーマ図】


【変化図1】


【変化図2】


【実戦図】

阪本寧生五段の「3子局は序盤で反発」 (1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]