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上達への指南
王銘エン九段の「弱い石の接点が急所」 読売新聞 2010/06/22掲載
(4)弱点を補強し逆襲防ぐ(寄稿連載)
 弱い石の接点が最優先なのですが、ときにはその前に用心が必要な場合もあります。自分の石に欠陥があるのに、そこを放っておいて接点に向かうと、思わぬ反撃に遭います。事前に補強しましょう。

 【テーマ図】 中の白も弱いですが、左辺の黒も相当心もとない姿です。接点に向かう前に自分の補強が急がれます。黒1の肩突きから先手で決めたいところです。白2と受けるしかありませんから、黒3の伸びも利かしましょう。
 これだけ用心すれば大丈夫ですから、それから黒5とケイマして、中の白との接点に向かいます。この急所を占めれば、後の展開が楽になるでしょう。

 【1図】 単に黒1とケイマするのは、白から薄みを狙われて危険です。すぐに白2とツケ越されて困るでしょう。黒3に白4と切られて、白2の石が捕まりません。黒5の伸びに白6と押されて、左辺の黒が孤立しました。準備不足で逆襲されてはもったいない。

 【2図】 黒1の飛びは堅そうですが、実は筋違いなのです。白2に飛ばれると、白の方が威張ってきます。黒3と飛んでも、白4と飛ばれ、黒1、3と、▲との位置が段違いになっています。急所を見極めるのが大切でした。

 中盤では、戦いは避けられません。失敗したらもう1局打てばいいのですから、強気で戦うことをお勧めします。
(おわり)

●メモ● 王九段は、碁の捉(とら)え方が独特で、自分の発想に信念がある。「中盤の戦いで主導権を握ることこそが醍醐(だいご)味。思い切って戦って欲しい。打ちたい手を打って失敗しても、必ずプラスになる」と語る。負けたことにクヨクヨしないで、楽しんで打つのが、アマにとって長く碁を楽しむコツでもある。

【テーマ図】

【1図】

【2図】
王銘エン九段の「弱い石の接点が急所」 (1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]