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上達への指南
王唯任五段の「飛躍のチャンス」 読売新聞 2016/07/12掲載
(3)攻めることで殻を破る(寄稿連載)
 碁は攻めることで主導権を握りやすくなります。相手の手に対応するだけではなく、自分のペースに引き込むのです。

 黒は5級くらい。守るタイプの人でした。周りは攻める人が多くて、自分の石が弱くてもおかまいなしに襲いかかってきます。そうすると、だんだん手が縮こまってきます。自分の殻を破ることが必要です。

 【テーマ図】 右辺の黒模様の中で白が暴れています。ここで黒は思い切った手を放ちます。黒1と急所に一撃したのが素晴らしい勇気。黒模様の中で白が勝手なことを始めたのですから、ここは許してはいけません。

 【1図】 今までなら、黒1と押さえてのんびり構えていたかもしれません。白2の押さえから6の飛びまで整形されると、もう厳しい攻めは効きません。こんなに楽をさせては歯がゆい限りです。

 【2図】 実戦です。白2の押しから4と曲げてきました。黒5は眼形の急所です。しかし、黒7と押さえて安全を求めたのは残念でした。白8とつがれては攻めが空振りです。黒7では強烈な手があったのです。

 【3図】 黒1と切れば、分断された白はどちらも苦しい限りです。黒は▲2子を心配したのですが、放っておいても取られることはありません。白2のカケには黒3と出て大丈夫。白がバラバラです。ここまで打てれば完璧でしたが、自分の殻を破ろうとしたのは立派でした。

●メモ● 囲碁教室での教え方で独特なのが、生徒一人一人の対局を棋譜タブレットにデータとして記録しておくこと。対局の流れをしっかりと把握できるし、局面に応じた参考図もすぐ作れる。便利で効果的という。講師が上達の過程を理解しているから、各人に合った指導につなげられる。

【テーマ図】


【1図】


【2図】


【3図】

新海洋子五段の「サルスベリの周辺」 (1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]