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上達への指南
山田規喜の「攻防の急所」 読売新聞 2006/10/23掲載
(2)視点を変えてモタレ戦術(寄稿連載)
 よく「どうすれば強くなれるのですか」と質問されますが、「自分の好きなようにやるのが一番ではないでしょうか」と答えることにしています。問題解決にはならないかもしれませんが、まずは楽しければ長続きしますから、それだけ真剣に勉強し考える機会も増えます。なにより、嫌いなことをするのは、精神衛生上よろしくありません。それで壁に突き当たった時に、少しだけ苦手な分野にも挑戦されるというのはいかがでしょうか。

 【テーマ図】 △と厳しく打ち込まれた局面です。その前の▲はちょっと開きすぎで、一路控えてAが穏やかでした。格言にも、二本立っていたら三間開き、三本立っていたら四間開き、とありますね。さて、どうさばきますか。

 【失敗図1】 黒1とこすんで強引に封鎖しようとする人が最も多いようです。しかし、白2とこすまれると、うまく封鎖することはできません。白2をAの押し上げなら、黒Bとはね、白Cのはねに、黒2と切る強引な手段が成立しそうです。これは黒も打てるでしょう。

 【失敗図2】 黒1、3のツケノビで封鎖を図る人もよく見かけます。白4から6と押され、黒7に白8と曲がられると、もてあまします。黒9の手筋を放っても、白10と曲がられ、黒は重く、弱い石が二つできてしまいます。

 【正解図】 少し高級になりますが、黒1のツケがモタレ戦術です。白2のハネから4のツギに、黒5とこすんで一応の目的は果たしました。白2をAの飛び出しなら、黒4とたたいて打てます。直接行動がまずい時は、視点を変えて、「押してもだめなら引いてみる」でいきましょう。


●メモ●  山田九段は今年6月、NHK杯テレビ囲碁トーナメント戦に初出場。1回戦で清成哲也九段に勝ったが、2回戦で張栩名人に敗れた。メディアの影響力の大きさに驚いた、という。

【テーマ図】


【失敗図1】


【失敗図2】


【正解図】

山田規喜の「攻防の急所」 (1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]