棋聖戦
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上達への指南
山田規喜の「攻防の急所」 読売新聞 2006/10/30掲載
(3)取りに行く時は力ためて(寄稿連載)
 子供に囲碁を教える場合、石の取り方から入るのが一般的なようです。相手の石を一つでも取れれば、子供は無邪気に喜び、囲碁の楽しさに目覚めていきます。初段を目指すクラスの人にはどうでしょう。「取りにいきたくなったら、やってみられたらいかがですか」としかいえません。失敗したら、原因を探ってまた挑戦すればいいんですから。指導碁でも囲碁教室でも、「なるべく本気では取りにいかないように」とはアドバイスしています。棋士にとって教え方は永遠のテーマであり、ぼくも一生かけて向き合っていくしかありません。

 【テーマ図】 右辺の白模様の中にもぐり込んできた黒が、▲としのぎにきた局面です。この黒を取りにいけるでしょうか。

 【失敗図】 実戦の進行を紹介します。白1のソイから3とのぞいて取りにいったのは性急すぎました。自分のダメを詰めて危険なのです。黒4、6と出切り、白7に黒8の手筋のワリコミから、10、12と絞って鮮やかに白の野望を粉砕しました。こんな逆転はこたえられませんね。

 【正解図1】 白1とじっと力をためるのが正着です。黒2、4に白5から7と当て、9が大切な手になります。黒にしのぎはなさそうです。

 【変化図】 正解図1の白9を1、3とはねつぐのは黒4と連絡されて失敗です。

 【正解図2】 失敗図の白3を1と手厚く曲げて連絡していれば、まだ修正できていました。黒2のトビから4とへこんで生きを図ることになりそうですが、白5のハネが冷静でしょう。AとBが見合いで、どちらかの黒が死にます。 眼形を作らせないコツを会得したいものですね。


●メモ●  山田九段は10日から神戸のよみうり文化センターで、入門と級・段位者を対象とした囲碁教室の講師を務めている。人前で話をするのが大の苦手だったので、話し方教室に通って備えた。

【テーマ図】


【失敗図】

【正解図1】


【変化図】

【正解図2】

山田規喜の「攻防の急所」 (1) (2) (3) (4) [ 『上達への指南』一覧はこちら → ]