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上達への指南
楊嘉源九段の「韓流の分析」 読売新聞 2006/08/28掲載
(4)相手の思惑外すハサミ(寄稿連載)
 新しい研究成果を持って仕掛ける方はいいが、受ける方は準備がないと大変だ。だから仕掛けられる前に、相手の思惑を外すのも立派な戦法です。過激な韓流は、自分が仕掛ける方に回る戦法とも言えそうです。

 【テーマ図】 左下、黒のカカリに白Aと受ければ、黒Bのミニ中国流に来るのが目に見えている。だから、白1とハサんで、相手のもくろみを外す。当然の対策で、このあとの変化もいろいろです。

 【1図】 黒1の三々は分かりやすい。白2とさえぎって黒9までの定石のあと、白10とかかって、ゆっくりした碁に。白の狙い通りで、黒は肩透かしを食らった感じも。

 【2図】 黒は左下を手抜きするのもある。白2のツケに黒3から動けば、白18のノビまでは一本道。このあと黒は左上に左からかかることになるでしょうが、やや一本調子なきらいはある。白2のツケではAのケイマに受けて、ゆっくり打つ方がお薦めです。黒もすぐ動かず、右辺に開くのもある。一発勝負に賭けるより、ゆっくり打つ方が日本的だ。手広く構えて、いろいろな可能性を探る方が、本来の碁の面白さを引き出すことが出来るというものです。

 【3図】 白1といきなりかかるのも一法。黒2の両ガカリには、白3、5のツケノビ定石から、白15のハサミまで。左下の黒は理想形だが、これも一局。白は急戦を避けることができた。

 【4図】 白1の一間高バサミは黒2のトビを強要している。黒4、6とすべるなら、白7のコスミツケがしゃれた筋。白9のヒラキのあと、白Aが狙いになる。だから早い段階で黒Bと手を入れるのが本手です。

 韓流は激しく魅力的だ。これからも新しい手が生まれてくるだろう。そんな進化の過程を楽しんでみて下さい。
(おわり)

●メモ● 楊九段の夫人は人気者の知念かおり四段。楊は台湾出身だが、かおり夫人は沖縄から東京に出てきた。似た境遇でひかれ合ったのか、その仲のよさは棋士仲間の羨望(せんぼう)の的。3人の子どもがいる。

【テーマ図】


【1図】


【2図】


【3図】


【4図】
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